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ボードを作る

ボードエディタで、自分のボード(マップ)を作って遊べます。作ったものは書き出して人に渡せますし、そのまま公開もできます。

ボードエディタ — ボードを開いたところ
ボードエディタ — ボードを開いたところ

メインメニュー → ボードエディタ で開きます(PC のみ — スマートフォンでは出ません)。はじめて開くと、銀行マスが1つだけの新しいボードが用意されます。

このガイドは、画面の見かた → はじめての1枚 → マスとエリア → ボード設定 → 盤面状態 → 絵と音 →検証と保存 → 公開、の順に進みます。上から読めば1枚作れますし、困ったときは §11 から引けます。


1. 画面の見かた

どこ何があるか
上のメニューボードの出し入れと、検証・テストプレイ・公開などのボタン(→ §1a)
左パネルツールボックス・ボード設定・盤面状態・アセット(画像)・音(見出しをクリックで開閉)
キャンバスボードそのもの。ホイールでズーム、中ボタンドラッグで移動(スクロールバーも使えます)
右パネル選んでいるマスの情報とウェイポイント(経路)
下のドック検証の結果。クリックするとそのマスへ飛びます
いちばん下の行ボードのID・保存の状態・⛔❗⚠ の数・マス数・エリア数・いま見ている状態・自動保存の時刻

マスを複数選ぶと、情報パネルの項目が選んだ全部にまとめて効きます(表示されるのは最初に選んだマスの値です。ID・座標だけは1つ選択のとき)。

1a. 上のメニュー

ボタンすること
新規 / 開く新しいボードを作る / ボードの一覧から開く(一覧に無いものは 「ファイルから開く…」)
保存 / 名前を付けて保存ファイルに書く(→ §9)
元に戻す / やり直すCtrl+Z / Ctrl+Y と同じ
検証ボードの問題を下のドックに一覧(→ §9)
テストプレイいまのボードで実際に遊ぶ(F5)
書出 / 公開配布用ファイルを作る / 公式サーバーに公開する(→ §10)
設定エディタ自体の設定(→ §12)
表示:エディタ押すと 表示:ゲーム に切り替わります。矢印・マスID・開始マスの枠を隠し、マスの大きさと間隔を対局と同じにして見せます。もう一度押すと戻ります
ガイドこのページを開きます
メニューへメインメニューへ戻る(Ctrl+W)

開くの一覧の右端には、そのボードの現在のバージョン(公開した版)が出ます。「-」はまだ公開の記録が無いボードです。

1b. 左パネルのツールボックス

項目中身
カテゴリ / 種類これから置くマスの種類(→ §4)。下にその種類の短い説明が出ます
配置モードチェックを入れると、キャンバスの空いた場所をクリックしてマスを置けます
選択タイルを削除選んでいるマスを消します(Del と同じ)
ID変更時マスの番号を変えるときの動き。Swap IDs=2つのマスの番号を入れ替える / Shift IDs=あいだの番号をずらして差し込む
オートパス(隣接タイルを接続)となり合うマスをまとめてつなぐ(P)。選んだ範囲、何も選んでいなければ全体
ルーティングを全て自動に戻す手で書いたウェイポイントを全部捨てて、自動に戻す
自動接続(配置・移動時)置いたとき・動かしたときに、となりと自動でつなぐか
未解決の接続を全削除相手のいない接続を、ボード全体からまとめて消す
配置の細かさマスを置く・動かすときの最小きざみ(→ §3)
背景を出すなし / うすく / そのまま。ボードの背景画像をキャンバスに敷きます。絵に合わせてマスを置きたいときに
エリア(株価)エリアの一覧と、追加・削除・割り当て(→ §5)

2. はじめての1枚 — 9つの手順

  1. ボードエディタを開く
  2. ツールボックスでカテゴリと種類を選ぶ(例: カテゴリ「お店」→ 種類「お店」)
  3. 配置モードにチェックを入れ、キャンバスをクリックして置く。となりに置いたマスは自動でつながります
  4. ぐるりと一周つなげる(→ §3)
  5. お店をクリックして価格を入れる(買い物料は自動で決まります)
  6. 左パネルのエリアでお店をエリアに割り当てる(→ §5)
  7. ボード設定で名前を付ける(英語名は必須。日本語名は空なら英語名が使われます)
  8. 検証を押して ⛔ と ❗ が無いことを確かめる
  9. F5 でテストプレイ → よければ Ctrl+S で保存
お店を選んだところ — 左がツールボックス、右がそのマスの情報パネル
お店を選んだところ — 左がツールボックス、右がそのマスの情報パネル

マス0 はスタート地点です。最初に用意される銀行がマス0 なので、ふつうはそのまま銀行から始まります。


3. マスを置く・つなぐ

したいことやりかた
選ぶクリック(Ctrl+クリックで追加、ドラッグで範囲)
置く配置モードをオンにして、空いた場所をクリック
動かすドラッグ(Ctrlを押している間は1単位ずつ)
消すDel(または「選択タイルを削除」)
元に戻す/やり直すCtrl+Z / Ctrl+Y
まとめてつなぐオートパス(P)— 選んだ範囲、何も選んでいなければ全体
番号を変える右パネルの ID 欄に番号を入れて 変更(入れ替えか差し込みかはツールボックスの「ID変更時」)

3a. 置く場所 — 64 の格子

3b. 接続とウェイポイント

マスどうしの接続が、コマの歩く道になります。

接続の一覧 — 黄色の ※ は、どのウェイポイントの進行先にも入っていない接続
接続の一覧 — 黄色の ※ は、どのウェイポイントの進行先にも入っていない接続

ウェイポイントは「どこから来たら、どこへ進めるか」の表です。ふつうは自動なので触る必要はありません。

3c. ループするボード(盤の端と端をつなぐ)

ループは線を引いて作るものではなく、置きかたで決まります。

縦横ループ — 継ぎ目は盤の外を向いた緑の矢印
縦横ループ — 継ぎ目は盤の外を向いた緑の矢印
  1. ボード設定 → 盤面で 縦ループ/横ループ/縦横ループ を選ぶ(選ばれて見えても、もう一度押す)
  2. 端をそろえる — つながるのは、上端のマスが盤のいちばん上の行に、下端のマスがいちばん下の行にあるときだけです(横ループなら左右も同じ)
  3. オートパスを押す。継ぎ目は盤の外を向いた緑の矢印になります

⚠ 継ぎ目を手で引かないでください。 手で引いた線は盤を横断する点線のエッジになり、継ぎ目が使うはずの出口スロットを占有します —— 手で繋ぐほどループができなくなります。


4. マスの種類

ツールボックスのカテゴリ → 種類で選びます。置いたあとで変えるときは、情報パネルの「種類」で選び直します。

カテゴリ種類どんなマスか
お店お店買えるお店。エリア・価格・買い物料を持つ(→ §5)
空き地建物を建てられる空き地
銀行・株銀行マーク4種がそろっていればサラリー。目標金額に届いて着けば優勝
証券エリアの株を買える。通過で買えるか、止まったときだけかはマスごとに設定
マーク♠ ♥ ♦ ♣そのマークがもらえる
チェンジマーク通るたびにマークが変わる。はじめのマークを設定
チャンス・イベントチャンスチャンスカードを引く
イベント設定したイベントIDの効果が起こる(IDは数字で入れます)
ボーナス・休憩ラッキー / スーパーラッキー次の手番まで、ほかの人が払う買い物料の 20% / 50% をもらえる
ダイス / カジノもう一度サイコロを振って進む / ミニゲーム
お休み止まった人のお店が1ターンのあいだ休み(買い物料 0)
移動ワープ指定したマスへ移動。着いたマスの効果の扱いを3つから選べます
大砲ほかのプレイヤーのところへ飛ぶ(選ぶ/いちばん近い人/ランダム)
ドア / ドア出口入るとサイコロの残りを使って、入った向きごとの出口へ
上り階段 / 下り階段階のあいだを行き来する(階層を使うボードだけ・→ §4c)
乗り物 / 乗り物(車両なし)/ 片道乗り物出口乗って目的地へ(→ §4b)
ギミックスイッチ止まると盤面状態が切り替わる(→ §7)
スイッチ(通過)/(通過・その場)/(通過+チャンス)通るだけで作動するスイッチ(→ §7)

4a. 情報パネル

マスをクリックすると、右の情報パネルにそのマスの設定が並びます。どの種類にも共通なのは次の項目です。

項目中身
ID / X / Yマスの番号と座標(1つ選択のときだけ)
カテゴリ / 種類種類の選び直し
島0=本土。1以上にすると、CPU がそのマスを「島」とみなして寄り道を嫌います(人の操作や見た目は変わりません)
フロア(group)そのマスが属する階(→ §4c)

その下に、種類ごとの設定(お店なら価格と買い物料、ワープなら行き先…)が続きます。

4b. 乗り物

乗り物マスは、情報パネルでスタイル・役割・行き先・路線IDと、到着(すぐ/次の手番)などを決めます。

乗り物マスの設定 — 到着・着いたあとの向き・着いたら
乗り物マスの設定 — 到着・着いたあとの向き・着いたら

4c. 階層(フロア)と階段

ボード設定 → 盤面で階層を「あり」にすると、マスの フロア(group) の番号ごとに別の階になります。

階層のあるボード — 左上の「表示する階」と、上り階段の「階段の行き先」
階層のあるボード — 左上の「表示する階」と、上り階段の「階段の行き先」

5. エリアとお店

5a. お店の価格と買い物料

5b. ルールで盤面が変わるときの「除外」

対局開始時に盤面を書き換えるルール(シャッフルと空き地モード)や、ランダムなワープの行き先から、マスごとに外すことができます。意図して置いた名物店や、入門用の安いお店を守るための設定です。

お店の情報パネル — 価格・買い物料・利回りと、4つの「除外」
お店の情報パネル — 価格・買い物料・利回りと、4つの「除外」
設定出るマス効果
シャッフルから除外お店・空き地自分の価格と買い物料(「全部」では空き地であることも)を保ったまま、周りだけが入れ替わる
空き地化から除外お店空き地モードでこのお店が空き地にならない(※ 空き地モードの「全部」だけは、除外に関わらず空き地になります)
ランダムワープの行先から除外止まれるマス「ランダムなマスへ」飛ばすカードの行き先に選ばれない
選ぶワープの行先から除外止まれるマス「行き先を自分で選ぶ」ワープ(カードやヘリポート)の候補に出ない。CPU も同じ候補から選びます

6. ボード設定

左パネルの「ボード設定を開く…」で専用ウィンドウが開き、4ページあります。

ボード設定の窓 — 4ページ
ボード設定の窓 — 4ページ
ページ中身
基本情報ボードID・ボード名(日英)・作者・説明・更新履歴・メモ
ルールの数値サイコロ最大・対応人数・目標金額・初期資金・基本サラリー・レベルボーナス
盤面ループ(なし/縦/横/縦横)・階層(フロア)
カード・ギミックチャンステーブル(64枠)

6a. チャンステーブル

カード・ギミックの チャンステーブル は、このボードで引くチャンスカードの64枠です。

チャンステーブル — 左が このボードの64枠、右が 全カード
チャンステーブル — 左が このボードの64枠、右が 全カード

7. 盤面状態(ゲーム中に変化するボード)

「盤面状態」は差分レイヤーです。土台の「状態 1」に対して、「状態 2」「状態 3」…が「このマスは無効」「位置がずれる」「種類が変わる」といった上書きを持ちます。ゲーム中にスイッチを踏むと、演出付きでボードがその場で変化します。

状態 2 を表示中 — 「(共通)」の項目と、上書きされた金色のラベル
状態 2 を表示中 — 「(共通)」の項目と、上書きされた金色のラベル

7a. スイッチ

スイッチの種類は、指定状態へ/範囲ランダム/全体ランダム/範囲を順送り/全体を順送り(既定)、それぞれに「+全員方向転換」を足せます。状態の切替は移動が終わったタイミングで起こります。

止まって押すスイッチのほかに、通るだけで作動するスイッチが3種類あります(タイル追加の「ギミック」)。

※ 以前の版で作った、移動の後で切り替わる「通過+チャンス」のマスは、情報パネルに「(旧)移動の後で切り替わる —[その場にする]」と出ます(検証では ⚠)。自動では直りません。

置いたあとで切り替えるときは、情報パネルの「種類」で選び直します。


8. 絵と音

ファイルは取り込んだ時点でボードのフォルダにコピーされ、ボードと一緒に配られます。

8a. 画像

左パネル アセット(画像)→ 画像の設定を開く… で専用ウィンドウが開きます。

画像の設定 — 背景・紹介画像・お金と株のマーク
画像の設定 — 背景・紹介画像・お金と株のマーク

8b. タイル画像

タイル画像を開く… で、マスの種類ごとに絵を差し替えられます。

タイル画像 — 取り込んだ画像と内蔵のタイル絵を見比べる
タイル画像 — 取り込んだ画像と内蔵のタイル絵を見比べる

8c. 音

音の設定を開く… で、メインメニューの音楽設定にある音を、すべてボードごとに差し替えられます(90項目以上)。

未設定の音は、遊ぶ人自身の音楽設定 → サウンドパック → 既定曲の順で鳴ります。ボードの指定は遊ぶ人の設定より優先されるので、「このボードではこの曲」と決めたい項目だけ設定してください。

8d. タイトル・出典と配信モード

画像にも音にも、タイトルと出典・クレジットを日本語と英語で別々に書けます(どれも任意)。遊ぶ人には、その人の言語 → 英語 → 日本語の順で、書いてあるものが出ます。

著作権注意の旗を立てた素材は、遊ぶ人が配信モードをONにすると自動で隠れます/差し替わります。配信で流せない曲や絵には、この旗を立ててください。


9. 検証・テストプレイ・保存

9a. 検証

検証(編集中も自動で走ります)の結果は下のドックに出ます。クリックするとそのマスへ飛びます。

検証 — 下のドックに ⚠ の行、いちばん下に件数
検証 — 下のドックに ⚠ の行、いちばん下に件数
記号意味
⛔ 致命的保存できません(座標の重複、参照切れ など)
❗ エラーテストプレイと書出ができません(下書き保存はできます)
⚠ 警告動きますが注意(片道ワープ、未解決の接続、銀行なし など)

ドックに出る行数はエディタの 設定 → 警告・エラー表示行数 で増やせます。いちばん下の行には、いつも ⛔ ❗ ⚠ の件数が出ています。

9b. テストプレイ

テストプレイ(F5) … 人数・目標金額・初期資金を決めて、席ごとに CPU/キーボード/コントローラーを割り当てます(このテストプレイだけの値で、メインメニューの設定は変わりません)。

テストプレイの設定 — 人数と席の割り当て
テストプレイの設定 — 人数と席の割り当て

9c. 自動保存

自動保存(既定ON)は、未保存の変更があると数分おきに専用のファイルへ書き出します。

9d. 保存


10. 配る・公開する

10a. 書出(ファイルで渡す)

書出 … 配布用のパッケージ(.espkg)を書き出します。参照しているアセットも同梱されます(検証エラーがあると書き出せません)。

書き出した .espkg は、そのまま手渡しでもかまいません。相手はウィンドウに落とすか、ダウンロードコンテンツとアカウント管理の I(ファイルから)で入れられます。こうして入れたボードには更新もレビューもつきません(サービスを通っていないため)。

10b. 公開(公式サーバーへ)

公開 … 公式サーバーへ直接アップロードします。事前の準備は要りません。

公開の確認 — 現在のバージョン・タグ・コードで共有
公開の確認 — 現在のバージョン・タグ・コードで共有

10c. コードで共有

公開の確認ダイアログで コードで共有 にチェックを入れると、ボードは一覧に出ず、共有コードを知っている人だけが入手できます。公開が通るとコードが表示され、クリップボードにコピーされます。


11. こまったときは

症状たいていの原因
マスがつながらない半歩ずれた配置です。位置を合わせるか、ウェイポイント欄で手動接続します
赤い「未解決!」が出る相手のいない接続です。「切断」か「未解決の接続を全削除」で片付きます
保存できない英語のボード名・エリア名と、⛔ の表示を確かめてください
テストプレイ・書出ができない❗ が残っています。ドックの行をクリックして、そのマスを直してください
保存したボードが一覧に出ないboards フォルダの中のボード用フォルダ以外に保存されています。「ファイルから開く…」で開き、「名前を付けて保存」で保存し直してください(用意されるフォルダのままで大丈夫です)
ループしない端の行(列)に乗っていないか、継ぎ目を手で引いてしまっています(→ §3c)
コマが思った道を通らない接続に黄色の ※ が付いていないか(ウェイポイントの進行先に入っていない接続)を見てください(→ §3b)
状態を編集したのに変わらない一覧でその状態が選ばれているか、ゲーム中にその状態へ切り替える手段(スイッチ)があるか
公開できないバージョンが「現在のバージョン」以下になっていないか、❗ が残っていないか

12. ショートカットとエディタの設定

キー動き
Ctrl+Z / Ctrl+Y元に戻す / やり直す
Ctrl+S保存
Ctrl+Wメニューへ戻る
F5テストプレイ
Del選んだマスを消す
Pオートパス
ホイール / 中ボタンドラッグズーム / 移動
Ctrl+ドラッグ1単位きざみで動かす

上のメニューの 設定 で、エディタ自体の設定を変えられます。