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Parsec で遊ぶ

Parsec(パーセク)は、1台の PC の画面を、離れた人の PC に映して一緒に遊ぶためのアプリです。Epoch Street では、ゲームを動かす PC はホストの1台だけ。ゲストは映像を見ながら、自分のコントローラーでホストの PC の「みんなで遊ぶ」に参加します。

★ いちばん大事な4つ

1. ゲストはコントローラーで遊ぶ(キーボードはホストと1つを分け合うことになります)

2. ゲームの マウス操作 は オフ にする(マウスは、ほかの人の手番でも押せてしまいます)

3. ゲストを全員つないでから プレイヤー設定を開く(つながっていないコントローラーは選べません)

4. 操作プリセットを前もって受け渡す(ゲストが自分の割り当て・名前・コマ・色をファイルにして送り、ホストは席に当てるだけ → 3b・4e)

★ 操作プリセットは、Parsec に慣れている人にもおすすめです。 Parsec の準備がどれだけ速くても、ゲームの中の準備(ボタンの割り当てを1つずつ押してもらう・名前を打つ・コマと色を選ぶ)は、画面越しに口で伝えるしかなく、人数ぶん時間がかかります。操作プリセットなら、それが1人あたり数十秒の「読み込んで当てるだけ」になり、次の回からも同じファイルがそのまま使えます。


1. しくみ — 何がどう届くか

ゲストが Parsec でつなぎ、自分のコントローラーのボタンを押すと、ホストの PC に仮想のコントローラー(既定は Xbox 360 のコントローラー)が1つ増えます。ゲームはそれを コントローラー1・コントローラー2… のように番号で呼びます(ホストが自分のコントローラーもつないでいれば、それも1台に数えます)。

入力の流れ — ゲストのコントローラーは、ホストの PC のコントローラーになります
入力の流れ — ゲストのコントローラーは、ホストの PC のコントローラーになります
入力ゲームでの扱い
ゲストのコントローラーホストの PC のコントローラーとして1台ずつ別に数えられます。席に割り当てたコントローラーだけが、その席の手番で効きます
ゲストのキーボードParsec で許可すると、ホストのキーボードと同じ1つのキーボードになります。キーボードの席が2つあると、どちらの手番でも誰のキーでも動きます
ゲストのマウスParsec で許可すると、ホストのマウスと同じ1つのマウスになります。マウスは席を見ません(下の注意)

⚠ マウスだけは席の区別がありません。 マウス操作がオンだと、ホスト(またはマウスを許可したゲスト)がほかの人の手番でもクリックで操作できてしまいます。Parsec で遊ぶ日は、ゲームの マウス操作 を オフ にしてください(2b)。


2. ホストの準備(ゲストが来る前に)

2a. Parsec の設定

ホストの PC の Parsec で、Settings(歯車)→ Host を開きます。

項目おすすめ理由
Parsec Virtual USB GamepadsEnabledゲストのコントローラーをホストの PC に届ける仕組みです。ドライバーが入っていなければ、この行のリンクから入れます
Virtual Gamepad TypeXbox 360(既定)Epoch Street は Xbox 360 のコントローラーとして読みます。ほかの型にする理由はありません

変えたら、設定ページのいちばん上の Restart で Parsec を再起動します。

2b. ゲームの設定

タイトルの 設定 で、次の行を見直します(どれも変えた瞬間に保存されます →「設定」)。

設定 → その他 — マウス操作 はいちばん下。キー設定・パッド設定・入力テスト・操作プリセットも同じタブです
設定 → その他 — マウス操作 はいちばん下。キー設定・パッド設定・入力テスト・操作プリセットも同じタブです
場所行おすすめ理由
その他マウス操作オフマウスは手番の席を見ないためです。オフでも、ホストはキーボードで全部の画面を動かせます
表示画面モードフルスクリーンParsec は画面をまるごと映します。ウィンドウだと、ゲストにデスクトップも見えます
表示フレームレートの上限60 fpsParsec の映像はふつう 60 fps までです。上限をかけるとホストの PC の負担が減ります
音楽BGM音量・SE音量好みでゲストにはホストの PC の音がそのまま届きます。話し声が聞こえる大きさに
表示配信モードふだんは オフParsec でつなぐだけなら要りません。同時に配信・録画もするときだけオンにします

マウス操作は 対局中の設定(自分の手番の メニュー → その他 → 設定)にも同じ行があります。どちらで変えても同じ1つの設定です。

2c. ボードと素材をそろえる

ゲストの PC には何も要りません。遊ぶボード、コマ、テクスチャ、サウンドは、ホストの PC に入っているものだけが使えます。

2d. プレイヤープリセットを作っておく(毎回のメンバーが同じなら)

みんなで遊ぶ → プレイヤー設定 で、人数・名前・コマ・色を決めて P(または下の プリセット (P))→ K で保存しておくと、次からは Enter(使う)だけで同じ顔ぶれに戻せます。

2e. ゲストに操作プリセットを頼んでおく

ゲームを持っているゲストには、前の日までに操作プリセットのファイル(.espreset)を送ってもらいます(作りかたは 3b)。当日はそれを読み込んで席に当てるだけなので(4e)、つないでから始めるまでがぐっと短くなります。


3. ゲストの準備

3a. Parsec とコントローラー

  1. Parsec を入れて、アカウントを作ります(ホストとフレンドになっておくと、つなぐのが簡単です)
  2. コントローラーを PC につなぎ、Parsec の Settings → Gamepad で、自分のコントローラーを選んでボタンを押し、State の表示が動くのを確かめます
  3. DS4Windows や BetterJoy のような、コントローラーを Xbox 型に変えるソフトを動かしているときは、Parsec の一覧に同じコントローラーが2つ出ていないか見ます。2つ出ていると、ホストの PC に2台ぶんつながってしまいます(片方を外してください)

コントローラーが無い人は、まず相談を。ホストがキーボードを許可すればキーボードでも遊べますが、キーボードはホストと1つを分け合うので、キーボードの席どうしは区別できません(1章の表)。

3b. ★ 操作プリセットを作って送る(ゲームを持っている人は、ぜひ)

自分の PC にも Epoch Street があるなら、いつものボタンの割り当て・名前・コマ・色を1つのファイルにしてホストに渡せます。当日の準備がいちばん速く終わる方法なので、前の日までに送っておいてください。

操作プリセットの受け渡し — ゲストが作って送り、ホストは読み込んで席に当てるだけ
操作プリセットの受け渡し — ゲストが作って送り、ホストは読み込んで席に当てるだけ
操作プリセットに入るものホストの PC で当てると
パッドの割り当て(ボタンとスティック)ゲストの席にだけ入ります。ボタンを1つずつ押して割り当て直す手間が要りません
名前・コマ・色ゲストの席の名前・コマ・色が一度に替わります。画面越しに名前を伝える必要がありません
キーボードの割り当てホストは入れないで使います(ホストのキーボードを守るため)

作りかた:

  1. 自分の PC で、設定 → プレイヤー の プレイヤー名 と 使うコマ(左から優先) の1番に、自分の名前とコマを入れます
  2. 設定 → その他 → パッド設定 で、P1 の割り当てを好きなように直します(そのまま既定でもかまいません)
  3. 設定 → その他 → 操作プリセット を開き、K で今の状態を保存します(名前を付けます)
  4. その行で E を押し、.espreset ファイルに書き出します
  5. そのファイルを Discord などでホストに送ります

操作プリセットにはキーボードの割り当て全部も入ります。ホストはキーボードは入れないで使うので(4e)、ゲスト側で気にする必要はありません。


4. ゲストをつなぐ — 当日の手順

上から順に進めます。順番が大事なのは「全員つなぐ → 番号を確かめる → 席に割り当てる」のところです。

当日の手順 — 「全員つなぐ → 番号を確かめる → 席に割り当てる」の順が大事
当日の手順 — 「全員つなぐ → 番号を確かめる → 席に割り当てる」の順が大事

4a. つなぐ前(ホスト)

4b. つなぐ(全員)

  1. ゲストが Parsec でホストにつなぎます。ホストに確認が出るので Accept(または Ctrl+F1)で入れます
  2. ゲストは、決めておいた順番に1人ずつ、自分のコントローラーのボタン(A など)を押します。ホストの PC で「USB をつないだ音」が鳴れば、そのコントローラーがつながっています
  3. 全員ぶん鳴ったら、次へ進みます

順番を決め直したいときは、ホストがタスクバーの Parsec のアイコンを右クリックして Reset gamepad を押すと、ゲストのコントローラーが全部外れます。もう一度、決めた順にボタンを押してもらいます。

4c. 誰がどのコントローラーか確かめる

設定 → その他 → 入力テスト を開き、ゲストに1人ずつボタンを押してもらいます。

入力テスト — いちばん上に、いま押されたコントローラーの番号と名前が出ます(写真はつないでいない状態)
入力テスト — いちばん上に、いま押されたコントローラーの番号と名前が出ます(写真はつないでいない状態)

4d. 席に割り当てる

みんなで遊ぶ → プレイヤー設定 を開きます(2d のプリセットがあれば、ここで P → Enter で使います)。

プレイヤー設定 — 各席の「操作」で、その席のコントローラーを決めます
プレイヤー設定 — 各席の「操作」で、その席のコントローラーを決めます
操作 - P2 — 「使うもの」を ←→ でその人のコントローラーに
操作 - P2 — 「使うもの」を ←→ でその人のコントローラーに
  1. いちばん上の 人数 を、遊ぶ人数にします
  2. 各席のカードの 操作 の行で Enter を押すと、「操作 - P2 ○○」の画面が開きます
  3. 使うもの の行を ←→ で、4c でメモしたその人のコントローラーにします(キーボード → つながっているコントローラー → CPU の順に回ります。ほかの席が使っているコントローラーは飛ばします)
  4. ここで パッド設定・入力テスト を開くと、その席の割り当てを直したり試したりできます
  5. Esc で戻り、全部の席が終わったら、各席の 名前・コマ を決めます

4e. ★ ゲストの操作プリセットを当てる(3b のファイルをもらったとき)

ここが当日の準備の中心です。 4d で席のコントローラーを決めたら、プレイヤー設定 の画面で K(または下の 操作プリセット (K))を押して、操作プリセットの一覧を開きます。

操作プリセットを使うときのカード — ゲストのプリセットでは キーボード を「入れない」に
操作プリセットを使うときのカード — ゲストのプリセットでは キーボード を「入れない」に
  1. I で、ゲストからもらった .espreset を読み込みます(一覧に足されます)
  2. その行で Enter(使う)を押すと、どこに入れるかを選ぶカードが出ます
  3. 3つの行を次のようにします:
行ここにする理由
キーボード入れない入れると、この PC のキーボードの割り当てが全部ゲストのものに替わります(全プロファイル)
パッドP○ の席へ(そのゲストの席)ゲストのボタンの割り当てが、その席にだけ入ります
名前・コマ・色P○ へ(同じ席)プレイヤー設定から開いたときは、その席の名前・コマ・色が替わります
  1. 適用して 確かめる を押し、10秒以内に決定を押して確定します(キーボードを入れないので、ホストのキーボードの Enter でかまいません)。押さないと、パッドの割り当ては元に戻ります。名前・コマ・色は押したときにすぐ確定します
  2. ゲストの人数ぶん、1〜4 をくり返します

4f. ボタンの割り当てを直す

パッド設定は席ごとです(P2 の割り当てを変えても P3 は変わりません)。プレイヤー設定の席の 操作 → パッド設定 から開くと、その席の表が出ます。

パッド設定 — 席ごとの表。Tab で ほかの席へ
パッド設定 — 席ごとの表。Tab で ほかの席へ

5. 対局中


6. 接続が切れたら

Parsec の接続が切れると、そのゲストのコントローラーもホストの PC から外れます。ゲームは止まりません。その席の手番が来ても、コントローラーが戻るまでは誰も動かせません。

  1. ゲストが Parsec でつなぎ直し、自分のコントローラーのボタンを押します
  2. ゲームは、同じ種類のコントローラーが戻ってくると、その席に付け直します
  3. 戻ったら、その席の手番で動くか確かめます

⚠ Parsec のゲストのコントローラーはみんな同じ種類(Xbox 360)に見えます。2人が同時に切れて戻ると、席が入れ替わることがあります。手番の人の メニュー → その他 → 設定 → 入力テスト で、押したコントローラーの番号を確かめてください。入れ替わったときは、いったん中断(7章)してつなぎ直すのが確実です。

どうしても戻れない人がいるときは、中断して再開すると、その席を動かせるようになります。再開したとき、つながっていないコントローラーの席は キーボード の席になるからです。

  1. ほかの人の手番の切れ目で 中断 します(7章)。その人の手番がもう来ているときは、ゲームを閉じます(その手番のはじめのオートセーブが残っています)
  2. タイトルの 続きから遊ぶ で再開します(両方あるときは選べます)
  3. その席はホストのキーボードで動かせます。CPU に任せたいときは、その席の手番に メニュー → その他 → リリーフ を選びます(Backspace で解除)

7. 中断して、別の日に続きを

  1. 手番の人が メニュー → その他 → ゲーム中断 → 中断してタイトルへ を選びます。手番の切れ目でしか選べません(手番の途中では灰色になります)
  2. 次の日、タイトルの 続きから遊ぶ で再開します

⚠ 再開の前に、ゲストを全員つないでおきます。 再開すると、各席のコントローラーは中断したときの番号のまま戻ります。その番号のコントローラーがつながっていない席は キーボード になり、ホストのキーボードで動いてしまいます。中断したときと同じ順番でボタンを押してもらってから、続きから遊ぶ を押してください(4b)。


8. 終わったら(ホスト)


9. うまくいかないとき

こまっていること見るところ
ゲストのボタンが何も効かない4c の入力テストで反応するか。反応しないなら Parsec の Virtual USB Gamepads(2a)とゲスト側の Gamepad タブ(3a)
入力テストでは反応するが、対局で動かないその人の席の 操作 → 使うもの が、その番号のコントローラーになっているか(4d)
1人のゲストが2台ぶん数えられるゲストの PC で DS4Windows などが同じコントローラーを二重にしていないか(3a)
番号の順がばらばらホストの Parsec の Reset gamepad → 決めた順にボタンを押し直す(4b)
ほかの人の手番に操作されてしまうゲームの マウス操作 がオフか(2b)。Parsec でゲストにキーボード・マウスを許可していないか
プリセットを使ったら席が CPU になった使った時点でつながっていないコントローラーがあった。全員つないでから、その席の 使うもの を直す(4d)
ゲストのボタンの意味が違うその席の パッド設定(4f)。ゲストの手元のコントローラーは、ホストの PC では Xbox 360 のボタン配置として届きます
映像がカクつく・遅れるゲームの フレームレートの上限 を 60 に(2b)。それでも重いときは Parsec の帯域・解像度の設定を見直します

10. 参考(Parsec 公式の説明・英語)

Parsec の画面や項目名は、Parsec の版によって変わることがあります。Parsec の操作で困ったときは、上の公式の説明がいちばん新しい情報です。


Parsec で遊んでみて気づいたことがあれば、Discord で教えてください。